オフィスのご案内

EMDR

自然8.jpg

EMDRは、眼球運動による脱感作と再処理法(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)の頭文字をとったものであり、1989年にアメリカの心理学者フランシス・シャピロによって発見・研究され、現在に至るまで、治療技術の開発や研究がさかんに行われています。

1998年にアメリカ心理学会、2000年に国際トラウマティックストレス学会、 2013年にはWHO(世界保健機構)において、PTSDの治療に有効であると発表されました。

 

EMDRでは、トラウマとなった出来事を思い浮かべてもらい、左右にリズミカルに眼球を動かすといった両側性刺激を入れて、処理を進めていきます。

両側性刺激で左右の脳を活性化させ、トラウマ記憶を安全な記憶やポジティブな記憶とつなぎ合わせることで、処理が途中で止まっていたトラウマ記憶の処理を進め、トラウマ記憶を過去のものにしていきます。

EMDRの特徴として、記憶を何となく思い浮かべるだけでよいので、詳細を語らなくても処理ができること、特に単回トラウマに対して効果を実感しやすいことがあげられます。

EMDRは、一見、単純な作業に見えますが、EMDRには厳密なマニュアルがあり、かつリスクに備えた柔軟かつ高度な対応が求められているため、EMDRのトレーニングを受けた専門家だけが実施できます。

 

1