BCT(ボディ・コネクト・セラピー)は、日本の心理臨床家・藤本昌樹によって開発された技法です。
藤本昌樹による対人援助職向けのBCTトレーニングが日本で定期的に開催されています。
脳をはじめとする身体のメカニズムに基づいたアプローチで、苦痛の緩和や安定を図っていきます。
具体的には、眼球運動とツボへのタッピングを組み合わせて、苦痛を処理したり、ポジティブな感覚を強めていきます。
たくさん語る必要がないことや、侵襲性が少ないやり方もあるため、大きなトラウマを扱う前の準備として使うこともできますし、
トラウマに関わらず、現在のしんどさにもアプローチできるなど、幅広い使い方ができることもメリットのひとつです。
所要時間が少なくて済むため、1回の施行で楽な感覚を感じる人が多いです。
リソース(ポジティブな感覚)と繋がるためのイメージ作りや安定をもたらす呼吸法など、セルフケアに用いる技法もあります。